普段なにげなく聴いている音楽やお気に入りの歌には、かならず「ピッチ」と「リズム」が隠れています。音の仕組みをのぞいてみましょう。
「ピッチ」は音の高さ(周波数)
ピッチとは、耳に届く「音の高さ」のことです。
身近なピッチのしくみ
- 空気の揺れるスピード
ものが震えると周りの空気が揺れて波になり、耳に届きます。この揺れるスピードが速いほど高い音に、ゆっくりなほど低い音に感じられます。 - 長さや太さによるちがい
短くて細い弦や小さなベルはすばやく揺れるため高くなり、長くて太い弦や大きな太鼓はゆっくり揺れるため低くなります。
ピッチをもっと深く知るためのヒント
理科や物理の世界では、この揺れるスピードを「周波数(振動数)」と呼び、単位には「Hz(ヘルツ)」を使います。
1秒間に空気が何回揺れたかを表す基準です。
たとえば、オーケストラが演奏前に合わせる基準の「ラ(A音)」は、国際標準で440Hz(1秒間に440回振動する音)と決められています。気になったら「音の三要素」や「周波数」について調べてみてくださいね。
刻む楽しさ「リズム」ってなんだろう?
リズムとは、音が鳴るタイミングや長さがつくる「時間のパターン」のことです。手拍子をしたり、足踏みをしたりするときに感じる心地よいノリの正体でもあります。
身近なリズムのしくみ
- 音の長さと休みの組み合わせ
のばす音、短く切る音、そして「お休み(無音)」の組み合わせによって、ウキウキするような流れや落ち着いた雰囲気が生まれます。 - 規則正しいパルス(脈拍)
時計の「カチ、コチ」という音や心臓の鼓動のように、一定のスピードで進む基準の刻みがあることで、私たちはリズムを感じ取ることができます。
リズムをもっと深く知るためのヒント
音楽理論では、等間隔に刻まれる基準の打点を「ビート(拍)」、その集まりを小節にまとめるルールを「拍子(4分の4拍子など)」と呼びます。
アフリカ音楽やジャズで使われる「ポリリズム(同時に異なるリズムが重なること)」や、あえてアクセントをずらす「シンコペーション」という仕組みを調べてみると、リズムの奥深さがよく分かりますよ。
ふたつが合わさると音楽が生まれる
ピッチ(音の高さ)が横につながると「メロディ(旋律)」になり、リズム(時間のパターン)と出会うことで生き生きと動き出します。私たちが普段口ずさむ歌は、空気の振動の速さと時間の心地よい並びがぴったり組み合わさったものなのです。
まとめ
ピッチは空気の揺れる速さ、リズムは音が並ぶ時間の刻み方です。
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参照元
- 文部科学省 小学校学習指導要領(音楽編・理科編)
https://www.mext.go.jp/ - 国際標準化機構(ISO 16:1975 Acoustics — Standard tuning frequency)
https://www.iso.org/standard/3601.html - Acoustical Society of America(アメリカ音響学会)教育リソース
https://acousticalsociety.org/
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