夏休みの宿題の中でも、自由研究って地味にプレッシャーを感じてしまいますよね。
「テーマが全然決まらない…」「やっと決めたのに、そこから何をすればいいのかわからない…」
そんな風に親子で頭を抱えてしまうこと、きっと多いのではないでしょうか。そのお気持ち、すごくよく分かります。
ですが実は、自由研究において大切なのは「進め方」よりも「テーマ決め」なんです。いいテーマを選ぶことができたなら、そこから研究を進めるの意外と簡単なんです!!!
ここでは、テーマの見つけ方から、実際に大学の研究者が行っている手順をお子さん向けにかみ砕いた進め方、そして意外とつまつまずきやすい「考察」の書き方まで、順番にやさしく解説していきますね。
1. 研究の進め方

自由研究って聞くと「実験して、結果を書いて終わり」というイメージを持つ人が多いかもしれないけど、実は大学や研究機関で行われている研究の進め方とほとんど同じ流れでできているんだ。
大学の研究では、だいたいこんな順番で進んでいくよ。
進め方
1.疑問や興味をもとに「問い」を立てる
2.「たぶんこうなるはず」という予想(仮説)を考える
3.実験・観察・調査でその予想を確かめる
4.結果を整理して、そこから何が言えるかを
考える(考察)
5.全体をまとめて、参考にした資料を示す
これをそのまま自由研究にあてはめると、驚くほどしっくりくる。
<自由研究の基本項目>
・タイトル
・研究のきっかけ
・予想/調べたいこと
・方法や道具
・結果
・わかったこと
・感想
・参考にしたもの
・日付や名前
という9つの要素が紹介されていて研究の基本9項目をチェックしておけばまとめやすくなり、実験の結果や調べたことを書き出すだけでなく、なぜそのテーマにしたのか、この結果からどんなことが導き出せるのかといった自分なりの考えを伝えることが大切だとされている。つまり、ただ「やってみた」で終わらせず、「なぜ」「だから何が言えるか」まで踏み込むのが、研究の核心なんだよね。
以下、この流れを1つずつ具体的に見ていこう。
① 簡単なテーマの例やテーマの見つけ方
まず最初の関門、テーマ選び
ここが最大の難関だね!でもここさえうまくいけば後は簡単!
大学や研究機関でのテーマ選びのポイントは、大きく分けて次の3つ!
・新規性
・実験可能性
・有用性
自由研究での有用性は「面白そうな」ことと考えていいかも!
つまり、まだ誰もやったことがなくて、家にある材料で実験出来て、面白そうな内容をテーマにしよう!
ある解説記事では自分で疑問を見つけて自分で考えることが自由研究でいちばん大事なポイントであり、テーマに迷ったときは好きなことを選ぶ、夏休みの前半から始めて観察や記録の時間を確保する、身近な材料や道具で取り組めるものを選ぶという3点を意識するとよいと紹介されている。
- 自分の「好き」から選ぶ(虫が好き、料理に興味がある、工作が好きなど)
- 生活の中の身近な「なぜ?」から選ぶ
- 使える日数や材料の手に入りやすさから選ぶ
具体的なテーマ例としては、こんなものが挙げられているよ。
- 水と油性ペンや絵の具を使ったマーブリング模様の研究(色の広がり方や混ざり方の違いを観察する)
- 保冷素材の比較実験(アルミホイル・エアパッキン・新聞紙・タオルなどを巻いたペットボトルで、水の温度変化を比べる)
- 夏の夜空の星座観察
- パン生地やヨーグルトを使った発酵の観察(温度によって発酵の進み方がどう変わるかを記録する)
低学年のうちは、身近で興味を持ちやすく、実験内容が複雑すぎないテーマを選ぶのがおすすめとされていて初めて自由研究に取り組む子どもは、身近で興味を持ちやすいテーマで、実験内容も複雑でないものを選ぶとよいとされている。逆に高学年になると、少し難易度の高いテーマにあえて挑戦してみるのも力がつくきっかけになるよ。
迷ったときは、「なんとなく好き」でOK
そこから「なぜ?」を1つ見つけられれば、もうテーマは決まったも同然だよ。
② 先ほど紹介したテーマの研究の進め方
テーマが決まったら、いよいよ研究本体に入っていくよ。ここが大学の研究っぽい進め方をそのまま活かせるパートなんだ。
例えば「保冷素材の比較実験」を例にとってみよう。進め方はこんな流れになる。
- 問いを立てる:「アルミホイル・エアパッキン・新聞紙・タオル、どれが一番保冷効果が高いんだろう?」
- 予想(仮説)を立てる:「アルミホイルは光を反射するから、一番冷たさを保てそう」など、実験前に自分の予想をメモしておく
- 実験する:同じ量の冷たい水を入れたペットボトルに、それぞれの素材を巻きつけて、一定時間ごとに温度を測る
- 記録する:数値で比較できるものは、表やグラフにしておくとあとで見やすくなる
アルミホイル・エアパッキン・新聞紙・タオルをそれぞれ巻いたペットボトルと何も巻いていないペットボトルの水温変化を比較するのが実験の進め方だね!
ここで重要なのは同じ条件でやること!
始めの水温、室内の温度、日光など、実験に影響を与えそうなものを考えて、なるべく同じ環境で比較できるようにしよう!。
ここで大事なのは、「予想」と「実験」をセットにすること。先に予想を書いておかないと、あとで結果を見ても「へぇ、そうなんだ」で終わってしまう。予想があるからこそ、「当たった」「外れた」という比較ができて、そこから考察につながっていくんだ。
星座観察や発酵の観察のような「観察系」のテーマなら、実験というより「記録の積み重ね」が中心になる。この場合も、いつ・どんな条件で・何が見えたかを、できるだけ具体的にメモしておくことがポイントだよ。
③ 考察について
自由研究で一番差がつくのが、実はこの「考察」の部分なんだ。
考察というのは、「結果を見て、そこから何が言えるか」を自分の言葉で書くところ。ただ「〇〇でした」で終わらせず、「なぜそうなったんだろう?」「予想と比べてどうだったか?」まで踏み込むのがコツだよ。
ある解説では結果の予想や自分の考えと比較しながら、実験や観察の結果を踏まえて自由研究の感想を書き、今後の生活に役立てられる点や、研究を発展させてさらに実験や観察をしたいことがあれば記載するとよいとされている。
考察を書くときに意識したいポイントを整理すると、こんな感じになるよ。
- 実験前に立てた予想と、実際の結果を比べる
- 「なぜそうなったのか」を自分なりに考えてみる(教科書や本で調べた知識と結びつけてもOK)
- うまくいかなかった部分や、意外だった結果も正直に書く
- 「次はこうしてみたい」という発展のアイデアを添える
例えば保冷素材の実験なら、「アルミホイルが一番保冷効果があったのは、光や熱を反射する性質があるからかもしれない」というように、結果と理由をつなげて書いてみよう。もし理由がはっきりわからなければ、「わからなかったので、次は温度計の位置を変えて確かめてみたい」と書くのも立派な考察だよ。研究者も、予想と違う結果が出たときほど、そこから新しい発見が生まれることが多いんだ。
④ まとめ
自由研究は、テーマ選びだけで満足せず、「問いを立てる→予想する→確かめる→考察する」という流れをたどることで、ぐっと内容の濃いものになるよ。
- テーマは「好き」や身近な「なぜ?」から選べば十分
- 実験や観察の前に、必ず自分なりの予想を立てておく
- 結果は表やグラフにして、比較しやすくする
- 考察では、予想と結果を比べて「なぜ」を自分の言葉で書く
この流れさえ意識できれば、どんなテーマを選んでも、大学の研究のような筋の通った自由研究に仕上げることができるはずだよ。焦らず、自分の「なぜ?」を大切にしながら進めてみてね。
⑤ 参照元
この記事の作成にあたり、以下の情報を参考にしました。
